Tuesday, January 25, 2011

How things work

About Podcastsの最初の文に関する質問がありました。
In this video I try to help you understand what podcasts are and how they work.
この文は2つの内容を一緒にまとめています。
  1. In this video I try to help you understand what podcasts are.
  2. In this video I try to help you understand how podcasts work.
この投稿では2つ目のworkについて考えてみたいと思います。これは「労働する」という意味ではなく、私のバソコンにある『プログレッシブ英和辞典』で調べると
〈機械器官などが〉働く, 作動する, 有効に作用する[働く], うまくいく
My stomach is working badly today.|きょうは胃の調子がよくない
The machine will not work.|機械がどうしても動かない
This TV works by remote control.|このテレビはリモコンで操作する.
という定義や例文がhow podcasts workという使い方に一番近いと思います。しかし、近いことは近いけども「how podcasts work」は「podcastの作動」などと言ってもちょっとピンと来ないし、英語のニュアンスと違うと思いますので、Longmanの定義を見てみたいと思います。
 "if a machine or piece of equipment works, it does what it is supposed to do"
この説明を日本語で表現するなら、
機械などがworkする場合には、その機械が「やるべきことをやっている」ということになります
「How 何々works」というのは、どのようにして、その「やるべきことをやる」か、ということです。言い換えれば、「how 何々 works」 というのはその仕組みです。「how podcasts work」を説明することは「podcastの仕組み」を説明することになります。

私のバソコンにある『プログレッシブ英和辞典』には「仕組み」という訳語はworkの項目にありませんし、gooにもworkの訳語として「仕組み」は出てきません。しかし、英辞郎には次のような例文をはじめとして、workを仕組みと訳す例がたくさんあります。
how things work
物事の仕組み

How does the Internet work?
インターネットというのは、どういう仕組みになっているのですか。
英辞郎と通常の簡単な英和事典を比較するなら、英辞郎が断然いいと思います。しかし、「要領のよさ」で言うなら、やはりLongmanの英英辞典だと思います。日本語と英語はまるっきり違う言語なので、1つの英単語でも、状況によっては実にさまざまな日本語に訳されることになります。その関係で、英辞郎には実に多くの訳語が載っています。しかし、基本的な発想・概念で言うなら、そこまで多くはありません。ものなどがworkするというのは「やるべきことをやる」という発想だというのがわかれば、事前にたくさんの和訳を暗記しなくともいいと思います。発想がわかれば、自分で日本の表現を考えれば良いわけです。このような意味で、英英辞典を使うのはたいへんなようですが、実は長い目で見て「楽」だと思います。是非、英英辞典を使うように心がけてほしいと思います。

最後に、このworkの使い方をよりわかりするだめに、The New Way Things Workという本(日本語版は『道具と機械の本』)を紹介したいと思います。


次のようなわかりやすい図でさまざまなものの仕組みを説明する本です。


If you read this book, you will learn how many different things work.

受信/拒否設定

p1nkではじまるメールアドレスからの質問が届きましたが、返信しようとするとメールが戻ってきます。私は携帯でメールのやり取りをしませんので、この学生にどうしたら連絡ができるかがわかりません。私のメールを受信できるように設定を変更してから改めてメールを送ってほしいと思います。なお、ドコモの利用者なら、受信/拒否設定というページが多少参考になるかと思います。

Monday, January 24, 2011

Nothin' at all

Q: フォレストガンプのA4サイズプリント16行目の got nothin' in all のnothin'はnothingの短縮形でしょうか?

A: I made a mistake. I should have written "got nothin' at all". "nothin'" is the same as "nothing" but Forrest didn't pronounce the "g" so it's written "nothin'."

私の打ち間違いがあり、最初は「nothin' in all」と打ってしまいましたが、正しくは「nothin' at all」です。ブログとpdfで訂正しましたが、mp4はまだ訂正できていません。すみません。

nothin'はnothingの"g"の発音がないことを示しています。もちろんnothingが正しいですが、nothin' と言う人がいます。「そうですか」を「そーっすか」と発音するようなことです。

He just started to

次の質問がメールで届きました。
最初の対話のScoutの言葉です。
He just started to ever since he began talking.
の文をどのように訳していいのかわかりません。
後半は「彼が話始めてから」と訳したのですが前半がいまいちうまく訳が出来ませんでした。どのように訳したらよいか教えて下さい。
"He just started to 何々" と "He started to 何々" の違いは、後者は「彼が何々をし始めて」のに対して、justが入ると「何となく」とか「特に理由がなく」とか「ただ単にそうした」ということになります。

だがら、He just started to ever since he began talking を「ただ単に、言葉を話しはじめたころからそう呼んできただけなんだ」というようなことだと思います。

ちなみに、文脈から判断すると、「He just started to (call our father "Atticus") ever since he began talking」という主旨の文で「call our father "Atticus"」が省略されているだけなので、上の訳では「呼んできた」という表現にしました。テストは直訳より、このように意味を示す意訳がいいと思います。

What does "like" mean?

次の質問が届きました。
フォーレストガンプの4行目にある、We were the first Americans to visit the land of China in, like, a million years or something like that.
一つ目のlikeがよくわからないため、うまく訳できません。どのように訳したらいいですか?
この場合のlikeは「好き」だとか、「似ている」などのような具体的な意味がなく、「ええと」とか「なんと言うかな」とか「あのー」のように、どう表現したらいいかがよくわからないときに、時間稼ぎのために使う言葉です。次にどう表現したらいいのかがはっきりかわからないので、少し考える時間が必要になります。考えている間の空白を「埋める」という意味合いでこういう言葉はfiller wordsと言われます。例えば、ネットに次の例があります。
Cut Out Your Filler Words
Filler words include "um," "ah," and words such as "like," "so," and "ok," which are used as a verbal bridge to the next word.
Something like that」という投稿で同じ文について解説していますので、それも読んでほしいと思います。結論としてはin, like, a million years or something like that. は結局 in a very long time. という意味ですので、日本語で基本的な意味を表現するなら「かなり久しぶりに」というような表現でいいと思います。テストでは直訳する必要がまったくなく、このように基本的な意味だけ書けばいいです。

ちなみに、そもそもどうしてlikeというれっきとした言葉が「あのー」のようなfiller言葉として使われるようになったについて確かなことはわかりませんが、私なりの仮説を述べたいと思います。likeという言葉をたとえる時に使うことがあります。
It was like an earthquake.
地震のようだった。
いいたとえを考えることに時間がかかることがよくありますので、実際に話をする際には
It was like . . . (考えている時間) an earthquake.
という具合に、likeの後に少し考える時間が入ることがあります。そこから、考える時間が必要、あるいはどう表現したらいいかについて自信がないときにはlikeという言葉が使われるようになってのではないかと思います。

このlikeの使い方は「みたいな」と同様、若者が使いすぎるとことで、アメリカ社会ではあまりよくない使い方とされていますが、実は非常に多いです。授業でも話しましたが、皆さんもこうしたfiller wordsが使えるようになるといいと思います。I was ええっと in a hurryと、英語の中に日本語のfiller wordsを入れると不自然な感じがしますが、I was, like, in a hurryと言うのは若者の口語として結構いい、みたいな。

Thursday, January 20, 2011

What's a podcast "show"?

次の文に関する質問が来ました:
If you click on this "Settings" button, you can change how iTunes checks for new shows (or "episodes") and what you want iTunes to do when it finds a new show in a podcast that you have subscribed to.
質問は次のとおり:
六段落目の最後の文なのですが、「この設定ボタンをクリックしたら、新しいショーを同意したポッドキャストで見つけるとき、アイチューンズが何回か新しいショー(またはエピソード)とアイチューンに望むものを変えることができます。」と訳したのですが、ちょっとおかしな文になってしまったので適切な訳を教 えていただきたいです。特に「show」はそのまま「ショー」と訳していいのでしょうか。
この質問の仕方はたいへんいいと思います。いいと思っている理由の一つは訳して見ているからです。また、特に理解できない単語(この場合はshowですが)を示してくれている点もいいと思います。皆さんにこういう質問の仕方を勧めたいと思います。

さて、肝心な内容ですが、この場合は動画の説明ですが、その動画の中に、言葉で説明しているものなどを実際に見せているので、動画を見ながら勉強するといいと思います。例えば、最初の If you click on this "Settings" button のところで次のように"Settings" buttonを見せています。

次に"show" または "episode"(いずれも同じことを指している言葉)の意味ですが、動画でも説明しているようにpodcastというのはシリーズとなっているものです。下記の画像でいうとGaba G Style Englishがたくさんの番組からなるシリーズ名、つまりpodcast名ですね。


次の映像には、Gaba G Style Englishというポッドキャストのそれぞれのshowやepisode(つまり、一つ一つの「番組」)のリストが見えます。


Podcastの場合には、新しい「番組」(show) ができた後に、そのshowをダウンロードして聞いたり見たりする訳ですが、新しい番組が出たかどうかをいつ、どのようにチェックをするかということを決めないといけません。そこで 「このSettingsというボタンをクリックすれば」you can change how iTunes checks for new shows (or "episodes")ですが、このhow iTunes checksの意味は次の映像で明らかになると思います。



"Every hour" (「1時間に一回」)、"Every day" (「1日に一回」)、"Every week"(「1週間に一回」)、そして "Manually"(「手動」、つまり、「気が向いたときに自分でやる」ということ) という言葉が見えると思いますね。iTunesに自動的に、定期的にダウンロードできる新しい番組ができたかどうかをチェックしてもらってもいいし、自分で、手動で気になったときチェックしてもいいです。

さて、このまで説明したら、おそらく訳はできると思います。今回の訳について特に強調したいのは、動画を見ながら、言葉だけでなく、映像も参考にしながら意味について考えてもらえれば「ああ、そういうことだったのか」というのが見えてくるのではないかと思います。意味が見えてきた後に「日本語でどのように表現しようかな」と考えるといいと思います。今回は、「まず日本語に置き換えてみよう」としたのではないかと思いますが、そもそもpodcastの基本的な概念をまだあまりよくつかめていなかったので、英語を理解できなかったのではないかと思います。「木を見て森を見ず」というような現象ではなかったかと思います。

いきなり英語を日本語に置き換えようとしないで、じっくりと、繰り返し映像を見ながら英語を聞きながら考えるとより深く、より正確に理解できるのではないかと思います。







Monday, January 17, 2011

If there's anything you need . . .

Here's a question I received:
66行目の If there's anything you need, I won't be far awayの文は、「何か必要な物があれば、私を呼んで」 という訳でも良いですか?I won't be far away が、うまく訳できません。
Thanks for this good question! Here's how I answered:
Your translation is good. I won't be far away というのは「近くにいますから」ということです。
「何か必要な物 [または『こと』] があれば、私を呼んで。近くにいますから。」 を死者に対して言うのは変な感じがしますね。でも、Forrestはそういうことを言っています。アメリカ人にとって普通のことではなく、ForrestならではのJennyに対する愛情表現ではないかと思います。生きている人に語りかけるようにJennyに語りかけているからそういうことになっただろうと思います。

こういう質問は非常にいいと思います。どんどん送ってください。

If there's anything you need, just send me an e-mail! I won't be far away.

Friday, January 14, 2011

EnglishCentral


Several students are working hard on EnglishCentral. This will help them get a good grade in this class. How about you?

Thursday, January 13, 2011

Something like that

Here's another question:
4,5行目の~land of China in, like, a million years or something like that. このsomething like that は「100年かそれぐらいぶりに中国を訪れた~」みたいな訳でいいでしょうか?
Here's the whole sentence:
We were the first Americans to visit the land of China in, like, a million years or something like that.
And here's my answer:
Your translation is very good, except Forrest does not say 100 years. "In a million years" is "1,000,000年ぶり". Children use "a million" to mean "a lot." Forrest Gump sometimes talks like a child.
"something like that"というのは、「正確ではないかも知れませんが、だいたいそんなもんだ」という意味です。"a million years or something like that"は「1,000,000年ぐらい」というよりも「かなり長い間行っていなかった」とか「かなり久しぶりに行った」などのような訳でいいだろうと思います。

こういう質問はたいへんいいと思います。どんどん送ってください。

Wednesday, January 12, 2011

I happen to believe . . .

次の質問をもらいました。
45行目のI happen to believe you make your own destiny. のbelieve以降の訳は分かりますがhappen to はたまたま~するとか偶然~するなどしっくりくる訳が分かりません。
たいへんいい質問だと思います。次のように答えました。
「happen to」 は通常は「たまたま」という意味で使われますが、ここでは厳密に「たまたま」という意味を伝える目的で使われているのではなく、むしろ、なんとなく雰囲気を和らげるための語句だと思います。文の基本的な意味は「I believe you make your own destiny.」ですが、happen toを入れることで多少やわらかくなったように思います。訳す際に、"happen to" を無視して、I believe you make your own destinyを訳すだけでいいと思います。
こういう質問をどんどん送ってもらいたいと思います。

Wednesday, January 5, 2011

Studying for the final exam

Here are the blog posts that you need to study for the exam:
  1. About Podcasts
  2. Scout and Atticus
  3. The Beginning of "Forrest Gump"
  4. The End of "Forrest Gump"
Please send me e-mail to ask questions about anything that you don't understand.

The end of "Forrest Gump"

Click here to listen to the audio while you read this blog entry. (The audio player should open in another window.)
Download the audio (right click)
Download the video (right click)
Download the text for print out (right click)

Please study these dialogues from the end of "Forrest Gump."

(Talking about his ping-pong playing)

Gump: I was so good that some years later, the Army decided I should be on the All-American ping-pong team. We were the first Americans to visit the land of China in, like, a million years or something like that. Somebody said world peace was in our hands, but all I did was play ping-pong. When I got home, I was a national celebrity, famouser even than Captain Kangaroo.
Dick Cavett: Here he is, Forrest Gump. Right here. Forrest Gump, John Lennon.
Lennon: Welcome home!
Cavett: You had quite a trip. Can you tell us, um . . . What was China like?
Gump: In the land of China, people hardly got nothin’ at all.
Lennon: No possessions?
Gump: And in China, they never go to church.
Lennon: No religion, too?
Cavett: Hard to imagine.
Lennon: Well, it’s easy if you try, Dick.
Gump: Some years later, that nice young man from England was on his way home to see his little boy and was signing some autographs. For no particular reason at all, somebody shot him.

(Gump visit's his mother after he hears that she is sick.)

Gump: Where’s Mama?
Woman: She’s upstairs.
Mama: Hi, Forrest!
Doctor: I’ll see you tomorrow.
Mama: All right.
Doctor: Sure got you straightened out, didn’t we, boy?
Gump: What’s the matter, Mama?
Mama: I’m dying, Forrest. Come on in. Sit down over here.
Gump: Why are you dying, Mama?
Mama: It’s my time. It’s just my time. Now, don’t you be afraid, sweetheart. Death is just a part of life. Something we’re all destined to do. I didn’t know it, but I was destined to be your mama. I did the best I could.
Gump: You did good, Mama.
Mama: Well, I happen to believe you make your own destiny. You have to do the best with what God gave you.
Gump: What’s my destiny, Mama?
Mama: You’re going to have to figure that out for yourself. Life is a box of chocolates, Forrest. You never know what you’re going to get.
Gump: Mama always had a way of explaining things so I could understand them.
Mama: I will miss you, Forrest.
Gump: She had got the cancer and died on a Tuesday. I bought her a new hat with little flowers on it. And that’s all I have to say about that.

(At Jenny's grave)

Gump: Jenny, I don’t know if Mama was right or if it’s Lieutenant Dan. I don’t know if we each have a . . . destiny, or if we’re all just floating around accidental-like on a breeze. But I think maybe it’s both. Maybe both is happening at the same time. But I miss you, Jenny. If there’s anything you need, I won’t be far away.