フォーレストガンプの4行目にある、We were the first Americans to visit the land of China in, like, a million years or something like that.この場合のlikeは「好き」だとか、「似ている」などのような具体的な意味がなく、「ええと」とか「なんと言うかな」とか「あのー」のように、どう表現したらいいかがよくわからないときに、時間稼ぎのために使う言葉です。次にどう表現したらいいのかがはっきりかわからないので、少し考える時間が必要になります。考えている間の空白を「埋める」という意味合いでこういう言葉はfiller wordsと言われます。例えば、ネットに次の例があります。
一つ目のlikeがよくわからないため、うまく訳できません。どのように訳したらいいですか?
Cut Out Your Filler Words「Something like that」という投稿で同じ文について解説していますので、それも読んでほしいと思います。結論としてはin, like, a million years or something like that. は結局 in a very long time. という意味ですので、日本語で基本的な意味を表現するなら「かなり久しぶりに」というような表現でいいと思います。テストでは直訳する必要がまったくなく、このように基本的な意味だけ書けばいいです。
Filler words include "um," "ah," and words such as "like," "so," and "ok," which are used as a verbal bridge to the next word.
ちなみに、そもそもどうしてlikeというれっきとした言葉が「あのー」のようなfiller言葉として使われるようになったについて確かなことはわかりませんが、私なりの仮説を述べたいと思います。likeという言葉をたとえる時に使うことがあります。
It was like an earthquake.いいたとえを考えることに時間がかかることがよくありますので、実際に話をする際には
地震のようだった。
It was like . . . (考えている時間) an earthquake.という具合に、likeの後に少し考える時間が入ることがあります。そこから、考える時間が必要、あるいはどう表現したらいいかについて自信がないときにはlikeという言葉が使われるようになってのではないかと思います。
このlikeの使い方は「みたいな」と同様、若者が使いすぎるとことで、アメリカ社会ではあまりよくない使い方とされていますが、実は非常に多いです。授業でも話しましたが、皆さんもこうしたfiller wordsが使えるようになるといいと思います。I was ええっと in a hurryと、英語の中に日本語のfiller wordsを入れると不自然な感じがしますが、I was, like, in a hurryと言うのは若者の口語として結構いい、みたいな。
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